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05/11/19
ヴェネツィア ビエンナーレ
ヴェネツィア

ヴェネツィア ビエンナーレ

バーホーベン・ツインズ - カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリー

ピアジェは、カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリーに代表されるオランダのデザイナー、バーホーベン・ツインズが手掛けた芸術作品「Moments of Happiness(至福の瞬間)」を披露します。「Moments of Happiness(至福の瞬間)」は、Galleria Giorgio Franchetti alla Ca’ d’Oroで開催される2019年ヴェネツィア ビエンナーレの期間中、エキシビジョン『Dysfunctional(機能不全)』で展示されます。

「Moments of Happiness(至福の瞬間)」は、昔からある象徴と最先端テクノロジーを融合し、驚くほどの美しさを形にした作品です。シャボンの泡ははかなさをイメージする存在としてアートの歴史に登場してきましたが、その最も有名なものがシャルダンの『Soap Bubbles(シャボンの泡)』(1733~34年頃)で、シャボン玉を吹く少年と、それを見ているもう一人の少年の姿を描いています。バーホーベン・ツインズは、はかなさを象徴するイメージを永続するオブジェクトに転換することで、ユニークで文化的な人工物を作りました。彼らは作品を通じて若々しい純真さと遊び心あふれるスピリットを表現しようと試み、それによって泡は生命の美しさを表現しています。人から人へ、エネルギーを伝えるメゾンとして、ピアジェにとって“Sunny Side of Life”を見つめ続けることはひとつの姿勢であり使命でもあります。ピアジェのすべてのクリエイションには、分かち合う喜びと遊び心を表現したいという願いが込められています。

「Moments of Happiness(至福の瞬間)」はピアジェのクリエイションの様に遊び心を想起させます

「Moments of Happiness(至福の瞬間)」は、ホウケイ酸ガラスで作られた複数の泡が組み合わさった作品で、虹色のオイルのエフェクトが空気感あふれる美しい彫刻をつくり出しています。バーホーベン・ツインズは、ピアジェの卓越した金細工のクラフツマンシップに共鳴し、今回初めて作品にゴールドを取り入れました。

泡を作る手法は、バーホーベン・ツインズによる何年もの研究によってようやく見い出されたものです。ホウケイ酸ガラスは、人間が生み出した最も安定性の高い透明なガラスです。イタリアの職人たちが、ジュエリー制作の精度でガラスを複雑な形状にカットし、ひときわ強固な作品に仕上がりました。 

メゾンはこれまで、アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、リチャード・アヴェドン、アルマンなど、数々のアーティストとコラボレーションをしてきました。ピアジェは、創造力と芸術的な価値を強く信じ、原材料と強固なクラフツマンシップを駆使して独自のスタイルを発展させてきました。ゴールドの加工技術を磨き、色を模索し、新たなフォルムを生み出し、文字盤にプレシャスストーンやハードストーンを取り入れてきました。ゴールドはピアジェのクリエイションの中核を成すものです。ゴールドを基盤とする「Les Ateliers de l’Extraordinaire(驚異のアトリエ)」と呼ばれるピアジェの工房では、職人たちはゴールドに多くのインスピレーションを得てきました。ピアジェはエレガントで、動きのある、驚くほどに素晴らしいクリエイションを発表することで、140年以上にわたって革新し続けています。そして、境界線に縛られない世界のなかで、創造力の思いもよらない可能性を探り続け、ゴールドやストーンを輝かしい芸術作品へと生まれ変わらせています。

Verhoeven Twins(バーホーベン・ツインズ)

ユルーン&ユップ・バーホーベンは、アムステルダム在住のオランダのアーティストです。彼らの作品は、空想的な要素と実用的な要素が一体となっています。機能とフォルムを神話の物語へと転換させたようなその作品は、夢という、羽のように軽くしなやかな印象を、目に見え、触れることができ、さらには日常生活で使える物体へと生まれ変わらせています。

バーホーベン・ツインズの作品は、西オーストラリア州立美術館(パース)、ブルックリン美術館(ニューヨーク)、ディ・ノイエ・ザムルング(ミュンヘン)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、ポンピドゥーセンター(パリ)、そして最近ではコーニングガラス美術館など、各地の美術館に所蔵されています。

ヴェネツィア ビエンナーレ 2019開催中に作品を披露するバーホーベン・ツインズ

Carpenters Workshop Gallery(カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリー)

ファンクショナル・アートからコレクティブル・デザインまで、現在、カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリーは、機能的な彫刻作品を制作、展示し、伝統的な表現領域を脱却しようとするアーティストやデザイナーたちを世に送り出しています。限定作品の研究や制作に積極的に関与するこのギャラリーでは、感動と芸術と歴史の関連性を追求し、アートとデザインの境界線を打破することをベースに、作品を選別しています。ギャラリーを経営するのは、幼なじみのジュリアン・ロンブレイルとロイック・ル・ガイヤールで、2006年、ロンドンのチェルシーにある大工の工房だった場所に最初のギャラリーを開き、現在ではロンドン、パリ、ニューヨーク、そして最近ではサンフランシスコと、世界に4つのギャラリーを展開しています。2015年には、ロワシーに、職人の精鋭を集めた芸術研究専用の8000平方メートルものギャラリーをオープン。現在、カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリーは、現代的なコレクティブル・デザインの先駆的ギャラリーとして広く認められています。

DYSFUNCTIONAL

機能性を無視し、芸術表現の持つ力を祝福することを追求した「DYSFUNCTIONAL(機能不全)」展。「通常の社会的関係の混乱」を意味する機能不全(dysfunction)という発想は、フォルムと機能、アートとデザイン、歴史的なものと現代的なものという、これまでの関係性を訪れる人に改めて考え直すよういざないます。

カーペンターズ・ワークショップ・ギャラリーの共同創立者であるジュリアン・ロンブレイルとロイック・ル・ガイヤールは、次のようにコメントしています。「今回、この『DYSFUNCTIONAL(機能不全)』展は、あえてヴェネツィア ビエンナーレという世界的に最も重要なアートエキシビジョンの期間中に開催しようと決定しました。芸術作品の定義とは何か、なぜ芸術作品に機能性は求められないのか、デザインはいつアートになるのか。こうした疑問を投げかけるためです。すべての作品は、ひとつひとつの作品の持つ美しさや、創造力、感動させる力を評価してもらうために、途方もない創作技術によって生み出されたものです。同じビジョンを共有するロンバー・オディエとのパートナーシップにより、私たちは訪れる人を壮大な時間旅行へといざない、ヴェネツィアの豊かな歴史を背景に、アートとデザインの曖昧な境界線を探ります。

私たちは空想から工場へ、そして発想から製品までの物語を語るストーリーテラーです。

バーホーベン・ツインズ